2016年7月25日月曜日

淡路島の3市での議員研修


本日は、島3市での議員研修。
早稲田大マニュフェスト研究所事務局長の中村健氏を講師にお話ししていただきました。

 この手の話でいつも感心するのですが、つかみ部分は自身の出身や話題のポケモンgo、町長経験の話、議会でのいまだからできる話なんてのをいれて、聞き手をひきつけていました。年配からいろんな職種、経験の議員さんたちを前にいかに話しをスムーズに聞いてもらうか、人柄と言いたいことをつかみ部分の短時間で感じてもらうということをやっているなと感じました。お話うまい人ってのは私憧れます。


 さて、中村氏から議員側に市の基礎的データの質問がされたのですが、こちら(各市議員)も即答できるもの、できないものとか(最新の人口や転出入数、市の行っている事業数
など)、ネットで調べて人口はすぐにでても、転出入や事故件数や橋梁の数とか議員側も正確なことを即答はできてませんでした。
タブレット端末などを所有していても、常日頃意識していない切り口等の質問だと時間もかかるし、答えられないものもあるなと実感。
 そこが問題ではなくて、使われている税の検証の方法という視点のご指摘。これまでのインプット・アウトプットのほか、アウトカムこの視点を というものであったと思います。
ざっとではあるが3市平均的な予算総額、たとえば450億円ぐらいの(一般会計特別会計総額)お金を10年続けると4500億円 淡路市のまちづくり計画や例えばいつかきっと等のキャッチフレーズとおりに、どういかされているのか。 人口減、介護等福祉施策の枠は広がり、建設など投資的経費は減、全体予算も減少の中で、アウトカムを議会としても意識し市の将来像をしっかりチェックする議会としてのやくわりを果たしてということを再認識してほしいという趣旨だったと感じています。

 その視点について、ひとこと
誰のためのアウトカムなのか。
人口減の要因をどうみてるかと、若い世代がやっていける社会をいかに取り戻すか。
福祉などの施策が増えるというが、その支出のなかにも経済的な側面もあり増加=悪いではない
ということを念頭に取り組めればなと私は思いました。

 よく地方議会は地域のことだけやるのだから、国は国会や国会議員にまかせるべきなんてことをききますが、
意見書もだせるし、国の政策によって住民の生活や福祉の向上が大きく左右されるわけですので、国政に黙って従っていればいいというものでもないと思います。

 地方議会もいろいろ取り組みをしています。例えば基本条例。今日も指摘ありましたがたしかに理念条例ですが、それをどう生かすか。市民の皆様もやはりご一緒に議会の取り組みをチェックいただき、私どももそれを糧に前進していければと感じた一日でした。


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