12日にカリブ海にうかぶ島国ハイチにおいて地震があり、被災の様子がTVや新聞で報道されています。状況が状況なだけに正確な情報はつかみにくいが数万人をこえる死者(20万人に達するとの報道も)がでており、数も日々増えています。
被災者に対し心よりお見舞い申し上げます。
ライフラインが遮断され、物資や重機が不足して救援活動も不充分。15年前の阪神淡路大震災が脳裏に浮かびます。
戦費や大企業優遇に税金を投入するのではなく、困った人に力をかすことが、今世界の課題となっているのではないでしょうか。
1804年にフランスから独立した中南米最初の国ハイチは、世界でも貧しい国の
ひとつといわれている国です。
その背景には、アメリカの干渉や独裁政治の下導入された新自由主義政策で、
外国企業や一部特権階級が富を独占する一方、国土は荒廃。
農業も70年代は90%だった食料自給率も45%に低下、貧困層は8割越に。
数パーセントの人が世界の富の大分を占めているこの矛盾に翻弄されている国です。
被災地復旧支援はもちろんのこと、ハイチの貧困の原因を解消することに世界の
注目が集まっています。
明日で阪神淡路大震災から15年になります。この間の復旧の取組や運動が、ハイチの復旧に生かされることを心より願っています。
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