2010年7月16日金曜日
泣きっ面に蜂
人間苦しい時は藁をもつかむような心境。みなさんもよくおわかりではないですか?
この梅雨の豪雨で、全国各地で痛ましい災害が発生しています。
淡路市でも13日から14日にかけて私の地元、谷地区で川の擁壁がくずれました。同時に民家の一部分も川に崩落しました。
幸いなことに、家の人は事前に危険を察知し母屋に移動していたため、九死に一生をえました。
阪神淡路の震災や、昨年の佐用町の災害などいつ自分が被災するかわかりません。行政は、住民が自然災害で家を失ったり、住めない状態になったら、被災者を保護し、住宅確保することが第一の仕事ではないでしょうか。
ところが、淡路市の当初の対応はかなりびっくりするものでした。
淡路市の市営住宅に関する条例では、被災者が市営住宅に入居できることになっています。
今回被災された方が、空いている市営住宅入居を希望されて窓口にいくと、所得証明など手続きが必要だといい、手順を追ってしか受け付けないという対応だったというのです。被災者への対応は、公募せずに入居できるだけ、というのです。あまりにも冷たい対応ではないでしょうか。
被災している訳ですから、手続きを悠長にやっていくわけにはいきません。
直ぐに入居できてこそ、生活再建がスタートするのではないでしょうか?
こんな対応では、被災者にとって行政は“泣きっ面に蜂”、“口内炎に塩”的なトコロと言われかねません。びっくりした私は、谷町内会長とともに、役所に飛んで行きました。
副市長に対応の改善を求めたところ、ただちに入居ができるよう対応を検討すると約束してもらいました。
こんな非常事態の時こそ、被災者の立場にたった温かい対応が求められます。
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