2009年10月21日水曜日
日本に貧困なんてあるの?!
昨日、新聞に9月議会の内容を記した「市議会報告」を折り込みましたがお読みいただけたでしょうか?
ご希望の方はメールでPDF版を送らせていただきますので、ご一報ください。
昨日続きですが、厚労省が「相対的貧困率」を初めて公表したと本日の新聞記事にもなっておりました。
06年で15.7%で7人に1人の割合です。
経済力世界2位を誇る日本で貧困がある!?
世界では、1日に1米ドル以下で生活をしなければいけない貧困者が数十億人という現実もあり、それに比べれば日本は裕福だ!
という「絶対的貧困率」で比べるのではなく、働ける方が、憲法25条で保障されている社会的・文化的な生活ができるか、これが問われております。
働いても働いても年収200万円以下のワーキングプアと呼ばれる働く貧困層の人々を1000万人以上も生み出してしまった政治の責任は重い。その責任を逃れるために、これまで公表してこれなかったのではないか。その点で、民主党政権が今回貧困率を公表したことは、これまで日本共産党のガンバリがあったからといえます。この間の構造改革路線のもと格差や貧困が社会の問題となってきたことに、皆さんとともに雇用やくらしを守るたたかいをしてきました。
昨年末に年越し派遣村が首都のど真ん中にできた問題。年度末に大量の派遣切りにあった方がこの就職難で就職できず、そろそろ失業保険給付もきれ、またしても派遣村が全国あちこちでできることが懸念され、政府の責任で生活といのちを守る支援をすべきです。。
さてこの貧困率、「淡路に貧困なんてない!」とはやはり言えない数字ですね。これを自己責任という方は、 湯浅誠氏の一度転ぶと最後まで転がり落ちる滑り台社会からの脱出「反貧困」を参照してみてください。
“ため”を作る政治・行政姿勢が求められます。
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