27日の議会最終日に、火葬場建設に関する決議がなされたと地元紙の報道ありましたが、この決議案が最終日近くに押し込むように出てきました。
決議は議会の意思表示でもあります。ですので、当然関係機関に一定の影響を与えるものともなります。
その決議文は、(以下 発議された内容 原文ママ)
決議第1号
新たな火葬場建設に向けて(決議)
旧町時代に建設された、各々の火葬場は老朽化しており、修理補修も限界。
これらを統合した新たな火葬場の建設は、わが市にとって不可欠であり、淡路市民にとっても急務と思われる。
建設の候補地選定にいたっては、議会も行政当局に対して最大限、努力は惜しまないが、今回の状況を踏まえ、今一度市内全域を対象に、引き続き、候補地の選定を行い、その委託業務については、今後の火葬場の用地選定に必要な内容にとどめることを強く望むものである。
平成27年3月27日
兵庫県淡路市議会
と言うものです。(発議者 太田、戸田、日指、土井、籾谷、廣田、岬、打越、西村、出雲、田中、池本、北浦議員 うち一名が追加上程される前に発議者から抜けたい旨を筆頭発議者と事務局に申し出たと聞きました。 )
最終日から4日前の議運で、決議のたたき台となるような文章がしめされ(上記内容とほぼ同じようなもの)、各会派で持ち帰ってどうするかを27日本会議前に議運をするのでその時までに各会派の考えを示してほしい旨の提起がありました。
党市議団は、文面もさることながら、住民から上がっている請願(周辺住民無視の進め方による建設反対)の採択の結論もでていない等、この時点で議会側からのこの決議をあげる意味を見いだせないと考え、議運から発議でだすことも、また、結局数の力で出されたこの発議にも賛同しませんでした。
市当局は、今対象となっている建設候補地(あさひ町内会内)の周辺町内会の住民に対して、あさひ町内会から配慮してほしいなどの声もあり、いったん事務作業の凍結をすることを示しています。
その上でこの決議は、当局にどのようにも取れる内容ではないでしょうか?
請願が昨年12月議会の最終日に委員会付託され、その後継続審査しましたが、委員会開催は4回ほどで、しかも、他の案件があるからと十分に時間がとられず、継続が続いていました。まず議会がすべきは、請願に対してきちんと対応すべきではないでしょうか。
火葬場については、議員も市民も必要性を認めるところだと思います。
だからと言って、請願や陳情が出る事態となっている中、議運でも文言に対して疑義や意味の確認が出る内容を、全会一致を見ないからと数の力で上程を進めた決議が議会の意思表示としては不十分なものと感じてなりません。
0 件のコメント:
コメントを投稿