2019年1月7日月曜日

「敵は、嘘。」 「嘘つきは、戦争の始まり。」

「敵は、嘘。」 「嘘つきは、戦争の始まり。」というタイトルは、本日の朝刊にのった宝島社の新聞全面広告がSNSで話題になっています。(←リンククリックで関連記事に飛びます)
「宝島社攻めてる」など反響を呼んでいるのには、過去の歴史からして、今の政治状況を憂いての危機感からではと思います。

くしくも、情報公開していた公開決定通知が本日開示されました。

経過
・・・

12月議会の一般質問では、市長がかつて天皇に直訴したという記載があった広報11月号について市長の憲法認識をただしました。
どういう記載があったかというと「明石海峡大橋、『代替、選択肢の無い国道28号線、生活道路の無料化』を、皇太子殿下に直訴した私(市長)」と記載してありました。自身の公約や政治活動のひとつとして訴えていた橋の無料化を皇族に直訴したということですので、その事実など含めて憲法4条や99条について確認したわけです。天皇は国政に関する権能はないとなっており(4条)、公務員等は当然権力が暴走しないように“憲法を尊重し擁護する義務をおう”(99条)となっています(国民への義務ではない。 あくまで政治家などに対して)。
市長は、「日本国憲法は他の法律に先行する大事なもの」としつつも、「直訴というより会話」ということの表現で直訴と使った、と言いたいようでした。また、行間の密度やユーモアを理解してれば、直訴したと読む方がおかしいといわんばかりの回答でした。
とはいえ、辞書の意味からしても直訴はみなさんが思う直訴だと考えるのが普通でしょ?
さらに市長は、「2006年にも同じ記載(皇族に直訴??)をしている」とか、「政治的な意味で発言(直訴)した印象(を受けた人がいる)というのはこの(約)15年間で初めて(私は)聞いた」といわれていました。 いまさらなぜ質問するかという認識だったのでしょうか?
・・・

ということで、2006年の広報に本当にそんなこと書いてあったのか、情報公開請求しました。
結果これ(写真:裏ページの印影がすけてて写らんようにしてます)。
市の広報には、そのような記載したものはなかったので公開できないということでした。 


2017年の9月議会でも、事実確認するために市長の答弁の真偽を確認するため情報公開しました。これもどういう内容からだったかと言うと、副市長2人制は第2回定例会で議会からの要望だったとかいう市長の本会議発言からスタートします。が、第2回の議事録見てもなし、なので当局がそのような議会からの要望書をうけとったのか?などを確認したくて公開請求したらそんな記録はなしと返ってきました。

ご飯論法とか、その場でとっさに調べようがないことを言いつくろっても、調べたら違うということになり、それをまた後日の質問で確認しないといけないのでしょうか。ファクトチェックに質問時間を無駄に削るのはやめていただきたいし、不誠実。議会側、市民が舐められたもんです。
人間間違いというのは当然あるのはあります。でも指摘されたら訂正とか謝ったり、次からはそんなこと言わないとか、じゃないですか(副市長2人制はまたしても議会からの要望と昨年3月に市長は本会議で答弁 耳を疑いました)。
意図的とか間違ってもはぐらかすとかは論外です。こんな状態がまかり通り、世の中そんなもんだろうという社会がいかに恐ろしいものか。
さらに政治不信をおこすどころか、「戦争のはじまり」とまで言われる状況になっているのでは(過去には起こった)。
この状況を打開する年にしてきたいです。

追伸:文中()内はかまづか聡が補足で書いているものです。